フレデリック・ワイズマンの足跡 1967-2023
フレデリック・ワイズマンのすべて
第6期:2025年2月12日(水)-2月15日(土)(4日間)
第7期:2025年2月17日(月)-2月21日(金)(5日間)
第8期:2025年2月25日(火)-3月1日(土)(5日間)
会場:アテネ・フランセ文化センター
1967年の『チチカット・フォーリーズ』以来、“現代社会の観察者”として独自の映像表現を展開し続けているドキュメンタリー作家フレデリック・ワイズマン。
60年近くにわたり、学校、病院、警察、軍隊、裁判所、図書館、議会など、アメリカの様々な施設・組織を撮り続けてきた。
ワイズマン自身が“〈われわれの生活様式の博物誌〉を紹介するドキュメンタリー・シリーズ”という作品群には、悲劇的であると同時に喜劇的、深刻でありながら滑稽でもあり、複雑であると同時に素朴(ナイーブ)、絶望の中にもユーモアが光る、矛盾に満ちた魅力的なアメリカの姿が映し出される。
本特集では、1967年から2023年に撮られた47作品のうち、現時点で上映可能な44作品を11期に分けて上映。巨匠フレデリック・ワイズマンの足跡をたどる。
■上映スケジュール
※チケットは1回目上映開始の30分前から、当日上映分を販売します。
第6期:2024年2月12日(水)-2月15日(土)(4日間)
2月12日(水)
16:10 | ⑦『少年裁判所』(144分) |
19:00 | ⑤『基礎訓練』(89分) |
2月13日(木)
16:20 | ⑧『霊長類』(105分) |
18:30 | ⑭『モデル』(129分) |
2月14日(金)
15:10 | ⑨『福祉』(167分) |
18:30 | ⑩『肉』(113分) |
2月15日(土)
13:00 | ⑪『パナマ運河地帯』(174分) |
16:20 | ⑫『シナイ半島監視団』(127分) |
19:00 | ⑬『軍事演習』(115分) |
第7期:2025年2月17日(月)-2月21日(金)(5日間)
2月17日(月)
16:10 | ⑯『競馬場』(114分) |
18:30 | ⑮『ストア』(118分) |
2月18日(火)
16:20 | ⑰『視覚障害』(132分) |
19:00 | ⑲『適応と仕事』(120分) |
2月19日(水)
15:20 | ⑳『多重障害』(126分) |
18:00 | ⑱『聴覚障害』(164分) |
2月20日(木)
15:10 | ㉑『ミサイル』(115分) |
17:30 | ㉓『セントラル・パーク』(176分)+休憩あり |
2月21日(金)
14:00 | ㉒『臨死』(358分)+休憩2回あり |
第8期:2025年2月25日(火)-3月1日(土)(5日間)
2月25日(火)
15:30 | ㉔『アスペン』(146分) |
18:30 | ㉕『動物園』(130分) |
2月26日(水)
13:50 | ㉖『高校2』(220分) |
18:00 | ㉗『BALLET アメリカン・バレエ・シアターの世界』(170分)+休憩あり |
2月27日(木)
13:10 | ㉘『コメディ・フランセーズ 演じられた愛』(223分)+休憩あり |
17:30 | ㉙『パブリック・ハウジング』(195分)+休憩あり |
2月28日(金)
12:40 | ㉚『メイン州ベルファスト』(248分)+休憩あり |
17:30 | ㉛『DV ドメスティック・バイオレンス』(195分)+休憩あり |
3月1日(土)
14:00 | ㉝『最後の手紙』(62分) |
15:30 | ㉜『DV2 ドメスティック・バイオレンス2』(160分) |
■監督情報
フレデリック・ワイズマン
Frederick Wiseman
1930年生まれ。イェール大学大学院卒業後、弁護士として活動を始める。やがて軍隊に入り、除隊後、弁護士業の傍ら大学で教鞭をとるようになる。63年にシャーリー・クラーク監督作品『クール・ワールド』をプロデュースしたことから映画界と関係ができ、67年、初の監督作となるドキュメンタリー『チチカット・フォーリーズ』を発表。合衆国裁判所で公開禁止処分となるが、その後も社会的な組織の構造を見つめるドキュメンタリーを次々に制作する。71年に現在も拠点とする自己のプロダクション「ジポラフィルム」を設立。以後、劇映画『セラフィータの日記』(82)『最後の手紙』(02)『カップル』(2022)をはさみ、精力的にドキュメンタリーを作り続け、「現存の最も偉大なドキュメンタリー作家」と称される。2024年、最新作『至福のレストラン 三つ星トロワグロ』が公開された。