フレデリック・ワイズマンの足跡 1967-2023
フレデリック・ワイズマンのすべて
第3期:2025年1月20日(月)-1月25日(土)(6日間)
第4期:2025年1月28日(火)-2月1日(土)(5日間)
第5期:2025年2月3日(月)-2月8日(土)(6日間)
会場:アテネ・フランセ文化センター
1967年の『チチカット・フォーリーズ』以来、“現代社会の観察者”として独自の映像表現を展開し続けているドキュメンタリー作家フレデリック・ワイズマン。
60年近くにわたり、学校、病院、警察、軍隊、裁判所、図書館、議会など、アメリカの様々な施設・組織を撮り続けてきた。
ワイズマン自身が“〈われわれの生活様式の博物誌〉を紹介するドキュメンタリー・シリーズ”という作品群には、悲劇的であると同時に喜劇的、深刻でありながら滑稽でもあり、複雑であると同時に素朴(ナイーブ)、絶望の中にもユーモアが光る、矛盾に満ちた魅力的なアメリカの姿が映し出される。
本特集では、1967年から2023年に撮られた47作品のうち、現時点で上映可能な44作品を11期に分けて上映。巨匠フレデリック・ワイズマンの足跡をたどる。
■上映スケジュール
※チケットは1回目上映開始の30分前から、当日上映分を販売します。
第3期:2025年1月20日(月)-1月25日(土)(6日間)
1月20日(月)
15:20 | ⑰『視覚障害』(132分) |
18:00 | ⑱『聴覚障害』(164分) |
1月21日(火)
13:20 | ⑲『適応と仕事』(120分) |
15:50 | ⑳『多重障害』(126分) |
18:30 | ㉑『ミサイル』(115分) |
1月22日(水)
14:20 | ㉓『セントラル・パーク』(176分)+休憩あり |
18:00 | ㉔『アスペン』(146分) |
1月23日(木)
14:20 | ㉕『動物園』(130分) |
17:00 | ㉖『高校2』(220分) |
1月24日(金)
13:00 | ㉗『BALLET アメリカン・バレエ・シアターの世界』(170分)+休憩あり |
16:30 | ㉘『コメディ・フランセーズ 演じられた愛』(223分)+休憩あり |
1月25日(土)
13:00 | ㉒『臨死』(358分)+休憩2回あり |
第4期:2025年1月28日(火)-2月1日(土)(5日間)
1月28日(火)
12:50 | ㉙『パブリック・ハウジング』(195分)+休憩あり |
16:40 | ㉚『メイン州ベルファスト』(248分)+休憩あり |
1月29日(水)
15:10 | ㉛『DV ドメスティック・バイオレンス』(195分)+休憩あり |
19:00 | ㉝『最後の手紙』(62分) |
1月30日(木)
13:50 | ㉜『DV2 ドメスティック・バイオレンス2』(160分) |
17:00 | ㉞『州議会』(217分)+休憩あり |
1月31日(金)
15:50 | ㉟『パリ・オペラ座のすべて』(158分) |
19:00 | ㊱『ボクシング・ジム』(91分) |
2月1日(土)
13:20 | ㊲『クレージーホース・パリ 夜の宝石たち』(134分) |
16:00 | ㊳『大学―At Berkeley』(244分) |
第5期:2025年2月3日(月)-2月8日(土)(6日間)
2月3日(月)
13:50 | ㊴『ナショナル・ギャラリー英国の至宝』(181分) |
17:20 | ㊵『ニューヨーク、ジャクソンハイツへようこそ』(190分) |
2月4日(火)
14:10 | ㊶『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』(197分) |
18:00 | ㊷『インディアナ州モンロヴィア』(143分) |
2月5日(水)
16:00 | ㊸『ボストン市庁舎』(272分) |
2月6日(木)
17:00 | ㊹『至福のレストラン 三つ星トロワグロ』(240分) |
2月7日(金)
17:10 | ③『法と秩序』(81分) |
19:00 | ④『病院』(84分) |
2月8日(土)
14:00 | ②『高校』(75分) |
15:40 | ①『チチカット・フォーリーズ』(84分) |
17:30 | ⑥『エッセネ派』(89分) |
■監督情報
フレデリック・ワイズマン
Frederick Wiseman
1930年生まれ。イェール大学大学院卒業後、弁護士として活動を始める。やがて軍隊に入り、除隊後、弁護士業の傍ら大学で教鞭をとるようになる。63年にシャーリー・クラーク監督作品『クール・ワールド』をプロデュースしたことから映画界と関係ができ、67年、初の監督作となるドキュメンタリー『チチカット・フォーリーズ』を発表。合衆国裁判所で公開禁止処分となるが、その後も社会的な組織の構造を見つめるドキュメンタリーを次々に制作する。71年に現在も拠点とする自己のプロダクション「ジポラフィルム」を設立。以後、劇映画『セラフィータの日記』(82)『最後の手紙』(02)『カップル』(2022)をはさみ、精力的にドキュメンタリーを作り続け、「現存の最も偉大なドキュメンタリー作家」と称される。2024年、最新作『至福のレストラン 三つ星トロワグロ』が公開された。