1916年、群馬県生まれ。松竹京都下加茂撮影所の助監督から出発し、劇映画「安来ばやし」(1940)を監督。亀井文夫監督作品「信濃風土記より 小林一茶」(1941)に感銘を受け、記録映画を志す。戦後、日本映画社、岩波映画などで記録映画やPR映画を多数手掛け、「富士山頂観測所」(1948)や「海に生きる」(1949)などで高い評価を得るが、企業の宣伝に加担する仕事に見切りを付け、自主製作を決意。1968年の「夜明け前の子どもたち」から1989年の「風とゆききし」まで、5本の長編ドキュメンタリー映画に取り組んだ。晩年は看護婦をテーマとした新作「ナースキャップ」に取り組んでいたが、未完のまま1999年6月16日、急逝。
海に生きる 遠洋底曳漁船の記録 1949
どこかで春が 1958
夜明け前の子どもたち 1968
ぼくのなかの夜と朝 1971
甘えることは許されない 1975
そっちやない、こっちや コミュニティケアへの道 1982
風とゆききし 1989