1941年12月26日、スイス、グリゾン(グラウビュンデン、グリジョーニ)州フリムス=ヴァルトハウス生まれ。生家は祖父母の経営していた大きな城館のホテル。高校時代に映画狂となり、とりわけマックス・オフュルスに傾倒。また映画以上にコンサートやオペラに熱中。62年、西ベルリンのベルリン自由大学に入学。66年、ファスビンダーと知り合い、67年から69年まで映画TVアカデミーに在籍。71年、ファスビンダーとその妻カーフェンと共にタンゴ・フィルム設立。72年、生家で初長編「今宵かぎりは…」を撮り、以後、耽美的な作風の映画監督として注目される。84年の「青ひげ」以後、オペラ演出も手がける。2006年8月、生家にてガンのため死去。
主人の蝋燭を節約するためにすべてを暗闇のなかで行うこと
Thut alles im Finstern, eurem Herrn das Licht zu ersparen 1970
今宵かぎりは… Heute nacht oder nie 1972
ラ・パロマ La Paloma 1974
カンヌ映画通り Notre Dame de la Croisette 1981
ヘカテ Hécate 1982
人生の幻影 Mirage de la vie 1984
トスカの接吻 Il bacio di Tosca 1984
デ・ジャ・ヴュ Jenatsch 1987
アマチュア Les Amateurs 1991
季節のはざまで Hors Saison 1992
書かれた顔 The Written Face 1995
KAZUO OHNO 1995
ベレジーナ 1999