ストローブ=ユイレの軌跡 1962-2014
第3部:ストローブの時代
Rétrospective Straub-Huillet 1962-2014
2016年1月27日(水)-1月30日(土)(日曜・月曜休館/4日間)
会場:アテネ・フランセ文化センター
映画による抵抗運動を続けたジャン・マリー・ストローブとダニエル・ユイレ。2006年、同志にして伴侶であったユイレを失った後も過激な映画制作を展開するストローブ。デジタル時代に入ってもその創作意欲は衰えを知らない。
ストローブ=ユイレの時代からストローブの時代へ。
第3部ではストローブ単独で制作した『ある相続人』から『アルジェリア戦争!』までの9作品を上映。
トーク登壇者決定
1月30日(土)のトークゲストが決定しました。
1月30日(土)
18:30-
トーク:
青山真治(映画監督)、赤坂太輔(映画批評家)、廣瀬純(映画・現代思想研究者)
※「ストローブ=ユイレの軌跡1962-2014 第3部:ストローブの時代」のチケット半券をお持ちの方はトークにご参加いただけます。お忘れになった場合ご入場をお断りすることもございますので、ご注意ください。
■上映スケジュール
※チケットは1回目上映開始の20分前から、当日上映分を販売します。チケットの番号順での入場になります。
1月27日(水)
15:30 | 「ある相続人」「ジャッカルとアラブ人」「慰めようもないもの」「母」(計68分) |
17:10 | 「ミッシェル・ド・モンテーニュのある話」「影たちの対話」「ヴェネツアについて(歴史の授業)」(計85分) |
19:00 | 「共産主義者たち」「アルジェリア戦争!」(計72分) |
1月28日(木)
15:40 | 「共産主義者たち」「アルジェリア戦争!」(計72分) |
17:20 | 「ある相続人」「ジャッカルとアラブ人」「慰めようもないもの」「母」(計68分) |
19:00 | 「ミッシェル・ド・モンテーニュのある話」「影たちの対話」「ヴェネツアについて(歴史の授業)」(計85分) |
1月29日(金)
15:30 | 「ミッシェル・ド・モンテーニュのある話」「影たちの対話」「ヴェネツアについて(歴史の授業)」(計85分) |
17:20 | 「共産主義者たち」「アルジェリア戦争!」(計72分) |
19:00 | 「ある相続人」「ジャッカルとアラブ人」「慰めようもないもの」「母」(計68分) |
1月30日(土)
17:00 | 「共産主義者たち」「アルジェリア戦争!」(計72分) |
18:30 |
トーク 青山真治(映画監督)、赤坂太輔(映画批評家)、廣瀬純(映画・現代思想研究者) |
ジャン=マリー・ストローブ Jean-Marie Straub
ダニエル・ユイレ Danièle Huillet
ジャン=マリー・ストローブ(1933- )とダニエル・ユイレ(1936‐2006)は40年以上にわたって共同で挑発的な映画を作った。ロレーヌ地方メス出身のストローブは、徴兵忌避のため58年に西ドイツに亡命、さらに69年にローマに生活・活動拠点を移した。彼らの作品の大半は先行する文芸作品に基づくが、その原典の本文の扱いは厳密で、叙述内容の伝達を効率化する改変は避けられる傾向にある。高度に文学的なドイツ語、フランス語、イタリア語の3か国語を用いて作られる彼らの映画は、2006年のダニエル・ユイレ死後もその基本姿勢を変えることなく、ストローブによって継続されている。音声言語の含蓄、音楽的抑揚に重きをおいており、その厳密な画面構図と時間構成、計算された身ぶりと廃棄しえない偶発性の弁証法は、映画表現の革命的な潜勢力を示唆している。
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2015年11月4日(水)-11月18日(水)(日曜・月曜休館/11日間)
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