ストローブ=ユイレの軌跡 1962-2014
第2部:ストローブ=ユイレの時代からストローブの時代
Rétrospective Straub-Huillet 1962-2014
2015年12月1日(火)-12月5日(土)(日曜・月曜休館/5日間)
会場:アテネ・フランセ文化センター
映画による抵抗運動を続けたジャン・マリー・ストローブとダニエル・ユイレ。2006年、同志にして伴侶であったユイレを失った後も過激な映画制作を展開するストローブ。デジタル時代に入ってもその創作意欲は衰えを知らない。
ストローブ=ユイレの時代からストローブの時代へ。
第2部ではストローブとユイレの共同制作からストローブ単独への制作に移行する『労働者たち、農民たち』から『おお至高の光』まで11作品を上映。
トーク登壇者決定
12月5日(土)のトークゲストが決定しました。
12月5日(土)
19:00-
トーク:筒井武文(映画監督『バッハの肖像』他)
※「ストローブ=ユイレの軌跡1962-2014 第2部:ストローブ=ユイレの時代からストローブの時代」のチケット半券をお持ちの方はトークにご参加いただけます。お忘れになった場合ご入場をお断りすることもございますので、ご注意ください。
関連企画のご案内
オープニング特別企画:講演+上映『オトン』
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アドリアーノ・アプラ(映画研究者/『オトン』主演)”ストローブ=ユイレを語る”
第1部:ストローブ=ユイレの時代
2015年11月4日(水)-11月18日(水)(日曜・月曜休館/11日間)
『マホルカ=ムフ』1962から『シチリア!』 1998まで(21作品)
第3部:ストローブの時代
2016年1月27日(水)-1月30日(土)(日曜・月曜休館/4日間)
『ある相続人』2011から『アルジェリア戦争!』2014まで(9作品)
■上映スケジュール
※チケットは1回目上映開始の20分前から、当日上映分を販売します。チケットの番号順での入場になります。
12月1日(火)
15:30 | 「労働者たち、農民たち」(123分) |
18:00 | 「放蕩息子の帰還/辱められた人々」(64分) |
19:30 | 「ルーブル美術館訪問」(48分) |
12月2日(水)
17:20 | 「あの彼らの出会い」(68分) |
19:00 | 「ヨーロッパ2005年、10月27日」「アルテミスの膝」「ジャン・ブリカールの道程」(計78分) |
12月3日(木)
14:30 | 「魔女-女だけで」「コルネイユ=ブレヒト」「ジョアシャン・ガッティ」「おお至高の光」(計121分) |
17:00 | 「労働者たち、農民たち」(123分) |
19:30 | 「放蕩息子の帰還/辱められた人々」(64分) |
12月4日(金)
16:00 | 「ルーブル美術館訪問」(48分) |
17:20 | 「あの彼らの出会い」(68分) |
19:00 | 「ヨーロッパ2005年、10月27日」「アルテミスの膝」「ジャン・ブリカールの道程」(計78分) |
12月5日(土)
16:30 | 「魔女-女だけで」「コルネイユ=ブレヒト」「ジョアシャン・ガッティ」「おお至高の光」(計121分) |
19:00 | トーク:筒井武文(映画監督『バッハの肖像』他) |
ジャン=マリー・ストローブ Jean-Marie Straub
ダニエル・ユイレ Danièle Huillet
ジャン=マリー・ストローブ(1933- )とダニエル・ユイレ(1936‐2006)は40年以上にわたって共同で挑発的な映画を作った。ロレーヌ地方メス出身のストローブは、徴兵忌避のため58年に西ドイツに亡命、さらに69年にローマに生活・活動拠点を移した。彼らの作品の大半は先行する文芸作品に基づくが、その原典の本文の扱いは厳密で、叙述内容の伝達を効率化する改変は避けられる傾向にある。高度に文学的なドイツ語、フランス語、イタリア語の3か国語を用いて作られる彼らの映画は、2006年のダニエル・ユイレ死後もその基本姿勢を変えることなく、ストローブによって継続されている。音声言語の含蓄、音楽的抑揚に重きをおいており、その厳密な画面構図と時間構成、計算された身ぶりと廃棄しえない偶発性の弁証法は、映画表現の革命的な潜勢力を示唆している。