1938年3月14日、バイーア州ヴィットリア・ダ・コンキスタ生まれ。59年から61年まで法律を学びながら映画評を執筆。以後、サルヴァドールとリオ・デ・ジャネイロでジャーナリストとして働く一方、映画・演劇サークルのオルガナイザー、イデオローグとなる。長編第一作『バラベント』を発表後、その編集を担当した僚友、ネルソン・ペレイラ・ドス・サントスの作品『乾いた人生』(63)に協力。続いて、『黒い神と白い悪魔』を発表。「シネマ・ノーヴォ」の最も先鋭な代表者とみなされるようになった。『アントニオ・ダス・モルテス』によって、その名は国際的にも知られるようになり、ヨーロッパにも活動の場を広げる。71年にブラジルを亡命。76年に帰国するが、『大地の時代』の制作が困難を極めるなど苦難が続いた。81年8月、次回作の準備中に敗血症で死去。
バラベント Barravento 1962
黒い神と白い悪魔 Deus e o diabo na terra do sol 1964
狂乱の大地 Terra em transe 1967
アントニオ・ダス・モルテス O Dragão da maldade contra o Santo Guerreiro (Antonio das Mortes) 1969
大地の時代 A idade da terra 1980