架空の共和国を舞台に、政治による抑圧と貧困からの解放をめぐり揺れ動く人々の心象と現実を、概念、階層、幻想、さらに夢想などを交え、それぞれのエピソードを交錯させて描く壮大な寓話。ローシャ自身が「私にとって何よりも重要な作品」と語る。公開当時、すべてを否定して進んでいくこの映画のアナーキーな方向性が大きな論争を巻き起こし、ブラジルでは国会でさえ論じられた問題作として知られる。