アントニオ・ダス・モルテス

O Dragão da maldade contra o Santo Guerreiro (Antonio das Mortes) 1969年(100分)

製作・監督・原案・脚本・美術/グラウベル・ローシャ

出演/マウリシオ・ド・バッレ ウーゴ・カルバナ オトン・バストス

ローシャ自身が「私にとって真に映画的といえる最初の試み」と語るこの作品は、一匹狼の死神アントニオが活躍する『黒い神と白い悪魔』の姉妹編。アントニオは、残虐非道な支配者を目の当たりにし、いつの間にか農民を解放する役回りを演じるようになる。伝説のバラッドにブラジル、シンセサイザーの開祖マルロス・ノブレのスコアが絡み合い、全編音楽のセッションとも言ってもよいローシャ渾身の力作。