1942年北部ドイツ生まれ。ベルリン自由大学卒業後、ベルリン・フィルム・アンド・テレヴィション・アカデミーに学ぶ。この頃からフリーのライター、監督、プロデューサーとしての活動を始める。1973年に彼のプロダクション、ビッグ・スカイ・フィルムを設立。同時期、ファルーン・ファロッキらと共に映画批評誌「フィルム・クリティック」の批評家、編集者となる。1993年より現在までカリフォルニア芸術大学 ビデオ・映画学科長を務め、後身の指導にあたっている。
ハワード・ホークスとフリッツ・ラングに最も影響を受けたと語る彼の映画は、車、建築、爆撃機などのマテリアルやメカニズムを重視しつつ、ファウンド・フッテージ(過去の映像素材)を用いて、ナチス・ドイツから現代アメリカ史に及ぶ様々な時代と映像メディアの関係性に批判的考察を加えていく。時代を超えた映像の断片が自ら語り出す瞬間を撮影する、稀有なドキュメンタリー映画作家である。
ハイウェイ・40・ウエストーアメリカの旅 Highway 40 West- Voyage in America 1980
ジャーマン・イメージ Deutschlandbilder 1983
第三帝国アウトバーン Reichsautobahn 1985-1986
映画と死 Das Kino und der Tod 1988
フォルクス ワーゲン・コンプレックス Der VW-Komplex 1989
映画と風とフォトグラフィー Das Kino und der Wind und die Photographie 1991
イマジナリー・アーキテクチャー Imaginäre Architektur- Der Baumeister Hans Scharoun 1993
プレイバック Playback 1995
B-52 B-52 2001