『チリの闘い』DVD発売記念上映
パトリシオ・グスマン監督特集2017

2017年8月24日(木)ー8月26日(土)(3日間)
会場:アテネ・フランセ文化センター

チリ、頑固な記憶

ピノチェト・ケース

光のノスタルジア

パトリシオ・グスマンは、軍事クーデターが起きた激動のチリで撮影した素材を国外へと密かに持ち出し、キューバで編集した4時間を超える超大作『チリの闘い』を作り上げた。その作品は日本でも2016年に劇場公開され、大きな話題を呼んだことは記憶に新しい。その『チリの闘い』のDVD発売を記念し、アテネ・フランセ文化センターでパトリシオ・グスマン監督が『チリの闘い』以降に作り上げた、チリの激動の歴史やそれに関わる人々を追った作品をまとめて上映する。

トークゲスト決定のお知らせ
8月26日(土)18:00からのトークゲストが太田昌国さんに決定しました。詳細は以下のとおり。

8月26日(土)
12:20『チリ、頑固な記憶』
13:50『ピノチェト・ケース』
16:10『サルバドール・アジェンデ』
18:00 トーク:太田昌国(民族問題研究・編集者)
※本特集のチケット半券をお持ちの方はトークにご参加いただけます。

上映作品の解説はこちら

■上映スケジュール
※チケットは1回目上映開始の20分前から、当日上映分を販売します。

8月24日(木)

17:30 『チリ、頑固な記憶』(59分)
19:00 『ピノチェト・ケース』(110分)

8月25日(金)

15:10 『サルバドール・アジェンデ』(100分)
17:20 『真珠のボタン』(82分)
19:10 『光のノスタルジア』(90分)

8月26日(土)

12:20 『チリ、頑固な記憶』(59分)
13:50 『ピノチェト・ケース』(110分)
16:10 『サルバドール・アジェンデ』(100分)
18:00 トーク:太田昌国(民族問題研究・編集者)


■監督紹介

パトリシオ・グスマン
Patricio Guzman

1941年8月11日、サンティアゴ生まれ。チリの大学で映画作りを学んだ後、スペインの国立映画大学で映画演出の学位を取得。71年に帰国後、初の監督作『最初の年』を制作。クリス・マルケルが配給権を取得し、以降マルケルと密接な付き合いが始まる。その後軍事クーデターが勃発し、撮りためていたフィルムとともにキューバへ赴き、『チリの闘い』を完成し、その力強いドキュメンタリーは多くの映画祭で上映された。その後スペイン、フランスへと移住し、その間にチリの政治状況を描いた『チリ、頑固な記憶』、『ピノチェト・ケース』『サルバドール・アジェンデ』を制作した一方、マヤおよびアステカの古代文明を主題とする『先コロンブス期のメキシコ』(85)、啓蒙時代のスペインおよび北米を主題とした『カルロス三世の啓蒙計画』(88)、アメリカ大陸発見とラテンアメリカ諸国における民間信仰を扱った『南十字座』(92)や、メキシコのある小村の歴史および村民の記憶を描いた『孤独のバリア』(95)。ダニエル・デフォーの小説およびチリ沿岸沖にあるロビンソン・クルーソー島(旧称マサティエラ島)をめぐる『ロビンソン・クルーソー島』(99)、スペインの首都を探求した『マドリード』(01)などさまざまなジャンルの映画を手がける。『光のノスタルジア』(2011)と『真珠のボタン』(2015)は日本でも劇場公開され、話題となった。現在はフランスのパリに在住。



■告知

第39回PFFにて『チリの闘い』上映決定!
8月10日(木)にPFF公式サイトにて、ラインナップを発表いたします。ご注目ください!

>>詳細はこちら https://pff.jp/jp/


■各回入れ替え制
■全作品デジタル上映
■全作品日本語字幕付き

■トークは本特集のチケット半券でご覧いただけます。

■料金

一般=1500円
学生/シニア=1300円
5回券=6000円

アテネ・フランセ文化センター会員=1000円

■お問い合わせ・会場

アテネ・フランセ文化センター
東京都千代田区神田駿河台2-11
アテネ・フランセ4F
JR 御茶ノ水・水道橋駅より徒歩7分
03-3291-4339(13:00-20:00)

■主催

アテネ・フランセ文化センタ—