1966年ポルトガル、リスボン生まれ。リスボン映画演劇学校で、「ノヴォ・シネマ」の映画監督アントニオ・レイス(『トラス・オス・モンテス』)などのもとで学んだ後、アルベルト・セイシャス・サントスやテレーザ・ヴィラヴェルデらのアシスタントとして映画界に入る。2000年に撮られた処女長編『ファンタズマ』は、ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門でプレミア上映され、大きな話題を呼んだ。2005年の2作目『オデット』は、カンヌ国際映画祭に出品され特別賞を受賞したほか、世界の数多くの映画祭に出品。続く2009年の長編3作目『男として死ぬ』は、カンヌ国際映画祭「ある視点」部門でプレミア上映されたほか、トロント国際映画祭、ニューヨーク映画祭、サンフランシスコ国際映画祭など数多くの映画祭に出品され、この年のフランス「カイエ・デュ・シネマ」誌の年間ベストテンに選出された。2010年にはハーバードでアメリカでの初めてのレトロスペクティヴが開催された。2012年のリオ・デ・ジャネイロ国際映画祭では、マノエル・ド・オリヴェイラと並んでジョアン・ペドロ・ロドリゲス特集上映が行われた。『追憶のマカオ』は、第65回ロカルノ国際映画祭のインターナショナル・コンペティション部門に正式出品され、トリノ映画祭ではドキュメンタリー部門でグランプリを獲得した。
羊飼い O Pastor 1988
ハッピー・バースデー! Parabéns! 1997
ファンタズマ O Fantasma 2000
オデット Odete 2005
チャイナ・チャイナ China China 2007
男として死ぬ Morrer Como Um Homem 2009
紅い夜明け Alvorada Vermelha 2011
聖アントニオの朝 Manhã de Santo António 2011
追憶のマカオ A Última Vez Que Vi Macau 2012