現代ポルトガル映画傑作選2026
Mostra de Cinema Português Contemporâneo 2026
2026年9月29日(火)―10月3日(土)[5日間]
会場:アテネ・フランセ文化センター
マノエル・ド・オリヴェイラ、パウロ・ローシャ、ペドロ・コスタなど優れた映画作家を輩出してきたポルトガル映画。その最近作の中から、ベルリン国際映画祭2016短編部門金熊賞を史上最年少(当時24歳)で受賞した女性監督レオノール・テレスや、同映画祭2023長編部門銀熊賞受賞者でありながら本年1月に惜しまれながら世を去ったジョアン・カニージョなど、世界が注目する映画作家を特集上映。
■上映スケジュール
9月29日(火)
| 16:20 | 『Fuck the Polis』[74分] |
| 18:00 | 『とある蛙のバラード』[11分]+『水際』[82分] |
| 19:40 | トーク レオノール・テレス監督[60分] |
9月30日(水)
| 16:50 | 『母なる水』[72分] |
| 18:30 | 『軋む日々』[127分] |
10月1日(木)
| 16:50 | 『とある蛙のバラード』[11分]+『水際』[82分] |
| 19:00 | 『母なる水』[72分] |
10月2日(金)
| 16:20 | 『軋む日々』[127分] |
| 19:00 | 『Fuck the Polis』[74分]+ 記録映像「リタ・アゼヴェード・ゴメス監督自作を語る(司会:山下宏洋[イメージフォーラム])」[34分] 提供:駐日欧州連合代表部 協力:イメージフォーラム |
10月3日(土)
| 13:40 | 『とある蛙のバラード』[11分]+『水際』[82分] |
| 15:40 | 『軋む日々』[127分] |
| 18:00 |
トーク
「名監督ジョアン・カニージョを追悼する」 (日本語―ポルトガル語逐次通訳)[90分] レオノール・テレス(『水際』監督、『軋む日々』撮影監督) 北川喜雄(撮影監督『悪は存在しない』『LOST LAND』) |
■監督紹介

© Frederico Gomes
レオノール・テレス
Leonor Teles
1992年、リスボン近郊のヴィラ・フランカ・デ・シーラに生まれ、リスボンで映画制作を学ぶ。大学在学中の課題作として制作した、ロマ系である父方の祖母と曾祖母の人生を追った短編ドキュメンタリー『Rohma Achans』
(2013)が注目を集め、このテーマを引き継いだ次作の『とある蛙のバラード』が2016年にベルリン国際映画祭短編部門で金熊賞を受賞。最新作は、リスボンとバンコクを舞台にした『Baan』(2023)。

photo by Miguel Baltazar
リタ・アゼヴェード・ゴメス
Rita Azevedo Gomes
1952年リスボン生まれ。現代ポルトガル映画を代表する女性監督。マノエル・ド・オリヴェイラ『フランシスカ』(1981)等の撮影に助手として参加。演劇やオペラの衣装や美術を担当。長編第1作は1990年の『O Som da Terra a Tremer』で、次作は11年後に完成した『Frágil Como o Mundo』(2001)。第3作目の『ある女の復讐』(2012)で国際的に評価された。他にラス・パルマス映画祭で最優秀国際映画賞を受賞した『ポルトガルの女』(2018)やエリック・ロメールの戯曲の映画化『変ホ長調のトリオ』(2022)など。

鈴木仁篤
Hiroatsu Suzuki
京都生まれ。独学で映画を学ぶ。数年間の沖縄滞在中、写真を撮り始める。視覚的・芸術的センスを磨くことを目的にヨーロッパを放浪。ポルトガルでロサーナ・トレスと出会い、映画を撮り始める。彼女との初監督作品『丘陵地帯』(2009)はロカルノ、トロント、ウィーン国際映画祭などで上映された。『TERRA』(2018)と『母なる水』(2025)はリスボン国際ドキュメンタリー映画祭・国内映画部門にて最優秀賞を受賞。

ロサーナ・トレス
Rossana Torres
両親の政治亡命中にルーマニアで生まれる。幼少の頃ポルトガル中部に住む祖父母のもとで暮らし、その後リスボンでビジュアルアートと映画を学ぶ。1994年からアレンテージョ地方メルトラに住み、映画制作や教育活動を目的としたアソシエーションENTRE IMAGEMを設立。様々な映画やアニメーションのワークショップを開催している。鈴木仁篤と4本の映画『丘陵地帯』(2009)『レイテ・クレームの味』(2012)『TERRA』(2018)『母なる水』(2025)を監督。

ジョアン・カニージョ
João Canijo
1957年ポルトに生まれる。マノエル・ド・オリヴェイラ、ヴィム・ヴェンダース、アラン・タネール、ヴェルナー・シュレーターなどの助監督をつとめた。俳優や脚本家と緊密に協働し、家族、社会、権力、アイデンティティを中心のテーマとして独自の作風を築き、ポルトガル現代映画を代表する監督として注目された。ベルリン国際映画祭で銀熊賞を獲得後、今後の活躍が期待されたが本年1月に心臓発作で急逝。享年68。








