歿後20年 映像のアルチザン 松川八洲雄監督特集
2026年10月13日(火)〜15日(木)[3日間]
会場:アテネ・フランセ文化センター
黒木和雄監督作品『とべない沈黙』の原案者でもある映画作家松川八洲雄は、「映像のアルチザン」を自称し美術映画、伝承記録映画、企業PR映画、テレビ作品などの多様なジャンルで独創的な創作活動を展開した。1966年には『鳥獣戯画』がイタリア・ベルガモ映画祭芸術部門大賞を受賞するなど、生涯の監督作品数は100本に迫る。歿後20年にあたり、映像のアルチザンにしてアーティストでもあった異色の映画作家の軌跡を回顧する。
■上映スケジュール
10月13日(火)
| 13:30 | 初期作品集[計100分] 『一粒の麦』[28分] 『味の王様』[24分] 『ラス・メニナス』[23分] 『鳥獣戯画』[25分] |
| 15:20 | トーク 1 松川八洲雄の仕事[60分] 森まゆみ(作家、最新著『村のこしの湯布院』) 岡田秀則 (国立映画アーカイブ主任研究員) まつかわゆま(シネマアナリスト/映像のアルチザン松川八洲雄の映画を考える会)[司会] |
| 17:00 | MY JAPAN 1[計110分] 『ヒロシマ・原爆の記録』[30分] 『JAPAN』[80分] |
10月14日(水)
| 13:30 | 創造と伝承 1[計176分] 『土くれ』[18分] 『hands 手』[30分] 『飛鳥を造る』[50分] 『花の迷宮』[32分] 『ムカシが来た』[46分] |
| 17:00 | MY JAPAN 2[計129分] 『マイ・ブルー・ヘブン』[44分] 『不安な質問』[85分] |
| 19:20 | トーク 2 松川八洲雄の現場[60分] 弦巻裕 (映画録音技師) 日向寺太郎(映画監督) 井上実(記録映画演出者) まつかわゆま[司会] |
10月15日(木)
| 13:30 | 創造と伝承 2 東海テレビ作品[計168分]※入場無料 『今は昔 しのとおきな』[39分] 『ガウディへの旅』[65分] 『オオシカの村』[64分] |
| 16:25 | トーク 3 松川八洲雄の未来[60分] 大川景子(映画編集者) 遠藤協 (ドキュメンタリー映画作家) まつかわゆま[司会] |
| 18:00 | 巨大タンカーから熊野古道まで スポンサー映画[計158分] 『仕事=重サ×距離』[35分] 『オイシサをつくる』[34分] 『琵琶湖・長浜 曳山まつり』[32分] 『神々のふるさと 出雲神楽』[41分] 『熊野古道』[16分] |

松川八洲雄(まつかわやすお)
1931年8月12日、東京生まれ。東京大学文学部美学美術史学科卒業。新理研映画社、日映科学映画を経て、日本デザインセンターで『一粒の麦』(1962)を手がけ、以後フリーに。美術映画、伝承記録映画、企業PR映画、テレビ作品などの多様なジャンルで創作活動を展開。1966年には『鳥獣戯画』がイタリア・ベルガモ映画祭で大賞を受賞。生涯の監督作品数は100本に迫る。『とべない沈黙』(1966)は、自らの少年時代の体験をモチーフとして書いた松川のシナリオを、黒木和雄監督が映画化したもの。著書に『ドキュメンタリーを創る』(農山漁村文化協会、1983)。装丁や挿絵も手がけた。2006年10月11日、75歳で逝去。今年は歿後20年となる。
◉冊子刊行

松川八洲雄『自画帖|フィルモグラフィ[2026増補版]』
A5判44頁、500円(税込)
編集・発行=まつかわゆま
松川八洲雄自筆によるフィルモグラフィ・自作解題からなる私家版冊子『自画帖|フィルモグラフィ』(1976年)の複製に、それ以降に撮られた今回の上映作品についての自作紹介文を増補。松川みずから綴る作品制作の企図と顛末。表紙写真は編集作業中の松川で、切り貼りした絵コンテが背後に吊るされている。







