最新監督作『皆さま、ごきげんよう』公開記念
オタール・イオセリアーニ監督特集2016
Otar Iosseliani Retrospective
2016年12月5日(月)-12月10日(土)(6日間)
会場:アテネ・フランセ文化センター
今年12月17日(土)から岩波ホールで公開されるオタール・イオセリアーニの最新作『皆さま、ごきげんよう』(2015)の関連企画として、ジョージア(グルジア)出身で、旧ソヴィエト政権時代には作品が公開禁止にもなった巨匠イオセリアーニのジョージア(グルジア)時代からフランス時代にまたがる映画作家としての足跡をたどります。
【お知らせ】
12月8日(木)のトークゲストに、映画批評家の赤坂太輔さんが追加となりました。
詳細はスケジュールをご確認ください。
【お詫びと訂正】
「オタール・イオセリアーニ監督特集」の告知について、スケジュールに誤りがございましたので、訂正のご案内をさせていただきます。大変申し訳ございませんが、上映会へご参加の際には下記の情報をご参照くださいますようお願い申し上げる次第です。
12月9日(金)
13:50-『素敵な歌と舟はゆく』(117分)
16:00-『月曜日に乾杯!』(127分)
18:10- トーク:古賀太(映画研究者/日本大学芸術学部映画学科教授)
19:00-『四月』『落葉』(154分)
■上映スケジュール
12月5日(月)
13:20 | 『四月』『落葉』(計154分) |
16:30 | 『歌うつぐみがおりました』(82分) |
18:00 | トーク:はらだたけひで(絵本作家) |
19:00 | 『田園詩』(98分) |
12月6日(火)
13:20 | 『蝶採り』(118分) |
15:50 | 『群盗、第七章』(122分 |
18:00 | トーク:宇田川幸洋(映画評論家) |
19:00 | 『素敵な歌と舟はゆく』(117分) |
12月7日(水)
12:40 | 『月曜日に乾杯!』(127分) |
15:20 | 『四月』『落葉』(計154分) |
18:00 | トーク:坂本安美(アンスティチュ・フランセ映画プログラム主任) |
19:00 | 『歌うつぐみがおりました』(82分) |
12月8日(木)
13:50 | 『田園詩』(98分) |
16:00 | 『蝶採り』(118分) |
18:00 | トーク:中原昌也(小説家、ミュージシャン)+赤坂太輔(映画批評家) |
19:00 | 『群盗、第七章』(122分) |
12月9日(金)
13:50 | 『素敵な歌と舟はゆく』(117分) |
16:00 | 『月曜日に乾杯!』(127分) |
18:10 | トーク:古賀太(映画研究者/日本大学芸術学部映画学科教授) |
19:00 | 『四月』『落葉』(計154分) |
12月10日(土) シンポジウム+参考上映
13:00 | 『月の寵児たち』(101分) |
15:10 | 『そして光ありき』(105分) |
17:10 |
シンポジウム パネリスト 沼野充義(スラヴ文学者/東京大学教授) 筒井武文(映画監督/東京藝術大学大学院教授) 金子遊(批評家・映像作家) |
■監督紹介
オタール・イオセリアーニ
ოთარ იოსელიანი/Otal Iosseliani
オタール・イオセリアーニは旧ソ連ジョージアの首都トゥビリシで1934年2月2日に生まれた映画監督。国立映画学校を卒業。ワイン醸造所の官僚主義を風刺する初の長篇『落葉』(1966)はカンヌ映画祭で注目されたが、独創的で自由な作風は当局に嫌われ、公開を妨げられた。諷刺的な群像劇『歌うつぐみがおりました』(1970)と『田園詩』(1975)の二長篇を監督後、1979年にフランスに亡命し、『月の寵児たち』(1984)以後、フランスを拠点として映画を作り続けている。ソ連解体に伴うジョージア独立後は、ジョージアの悲劇的な歴史を寓話化した『群盗、第七章』(1996)を主にジョージアで撮った。最新作は『皆さま、ごきげんよう』(2015)。その作風は基本的に諷刺的かつ抒情的で、利害や偶然に翻弄される多様な身分の人々をほとんど等価に突き放して観察する。叙述は台詞に頼らず、絵コンテに基づき、断片的な暗示が多声的に全体構成に奉仕する。
■最新作公開情報
オタール・イオセリアーニ監督最新作
『皆さま、ごきげんよう』
12月17日(土)より岩波ホールほか全国順次ロードショー