没後10年 姫田忠義回顧上映
2023年11月27日(月)–12月2日(土)(6日間)
会場:アテネ・フランセ文化センター
民族文化映像研究所設立にかかわった映画監督、映像民俗学者の姫田忠義の没後10年を機会に、これまでにスクリーンでの上映機会に恵まれてこなかった同監督の作品を特集上映し、ゲストや関係者を招聘してトークを行います。
『越後奥三面(おくみおもて)―山に生かされた日々』はデジタルリマスター版で初上映となります。
①「全プログラム鑑賞券」発売決定のお知らせ
本特集の全プログラム鑑賞券を30枚限定で販売いたします。
ご購入者には特典もございます。ぜひご利用ください。
全プログラム鑑賞券:15,000円(税込)
特典1:オリジナルクリアファイル
特典2:『越後奥三面ー山に生かされた日々ー(デジタルリマスター版)』パンフレット
※2023年11月27日(月)12:30よりアテネ・フランセ文化センター受付にて販売いたします。
②11月27日(月)追加ゲストのお知らせ
11/27(月)16:00上映回の上映後トークに、記録映像作家の青原さとしさんが追加ゲストに決定しました。民族文化映像研究所の出身で、現在は郷里の広島県を拠点に民俗の記録映像を制作されています。
ゲスト追加後のプログラムは下記となります。
◾️11/27(月)
▶︎16:00
『山に生きるまつり』(1970年/38分/16㎜)
★ゲスト:田口洋美(民俗学者)/伊藤碩男(民族文化映像研究所)/青原さとし(記録映像作家)
■上映スケジュール
※チケットは各日12:30より会場にて当日上映分を販売します。
※フィルムのコンディションにより上映媒体を変更する可能性があります。また、やむを得ない事情によりゲストが変更となる場合があります。
11月27日(月)
13:00 | 『越後奥三面―山に生かされた日々』(145分) |
16:00 | 『山に生きるまつり』(38分) トーク:田口洋美(民俗学者)、伊藤碩男(民族文化映像研究所)、青原さとし(記録映像作家) |
19:00 | 『椿山―焼畑に生きる』(95分) |
11月28日(火)
13:00 | 『竹縄のさと』『からむしと麻』『越前和紙』 (計148分) |
16:00 | 『奥会津の木地師』(55分) トーク:寺尾紗穂(シンガーソングライター・エッセイスト)、今井友樹(民族文化映像研究所) |
19:00 | 『うつわ―食器の文化』『奄美の泥染』 (計72分) |
11月29日(水)
13:00 | 『アマルール―大地の人 バスク』(105分) |
16:00 | 『カタロニアの復活祭』(57分) トーク:小沼純一(音楽・文化批評家)、姫田大(フルート奏者・民族音楽学) |
18:20 | 『越後奥三面―山に生かされた日々』(145分) |
11月30日(木)
13:00 | 『越後二十村郷・牛の角突き』『龍郷のアラセツ―ショチョガマ・平瀬マンカイ』『金沢の羽山ごもり』(計108分) |
16:00 | 『寝屋子―海から生まれた家族』(57分) トーク:菅豊(民俗学者)、小原信之(民族文化映像研究所) |
19:00 | 『豊松祭事記』(94分) |
12月1日(金)
13:00 | 『イヨマンテ―熊おくり』(103分) |
16:00 | 『チセアカラ―われらいえをつくる』(57分) トーク:伊藤碩男、澤幡正範(民族文化映像研究所カメラマン) |
18:20 | 『シシリムカのほとりで―アイヌ文化伝承の記録』(152分) |
12月2日(土)
13:00 | 『越後奥三面―山に生かされた日々』(145分) |
16:00 | 『奥三面の熊オソ』『奥三面の「ドォ」つくり』『ぜんまい小屋のくらし』(計57分) トーク:マーク・ノーネス(映画研究者) |
18:20 | 『越後奥三面 第二部―ふるさとは消えたか』(154分) |
姫田忠義と民族文化映像研究所
姫田忠義は1928年(昭和3年)兵庫県神戸市に生まれた。1954年に民俗学者の故・宮本常一と出会い、その影響を受けて日本全国を歩き始める。1976 年に伊藤碩男、小泉修吉とともに民族文化映像研究所(民映研)を創立し、日本人が長い歴史の中で培った自然との深い対応と共生の姿を「基層文化」と捉えて研究を開始。フィルム作品119本、ビデオ作品150本にのぼる膨大な記録映画を残した。2013年7月29日に84歳で死去。代表作に『アイヌの結婚式』『イヨマンテ』『越後奥三面―山に生かされた日々』など。 89年にフランス政府より芸術文化勲章オフィシエ叙勲。