トルコ映画の巨匠 ヌリ・ビルゲ・ジェイラン映画祭
Nuri Bilge Ceylan Retrospective
2015年9月29日(火)-10月3日(土)(5日間)
会場:アテネ・フランセ文化センター
【お知らせ】
2015年7月8日(水)に草月ホール(青山)で行なわれました「ヌリ・ビルゲ・ジェイラン映画祭オープニング・イベント」でのトーク「国際映画祭とトルコ映画 ヌリ・ビルゲ・ジェイランを中心に」(※)の抄録を公開しました。
ジェイラン映画祭のご参考になさってください。
http://www.athenee.net/culturalcenter/special/special/ceylan_talk.html
※トーク・ゲスト
石坂健治(日本映画大学教授/東京国際映画祭アジア部門プログラミングディレクター)
市山尚三(東京フィルメックスプログラムディレクター)
矢田部吉彦(東京国際映画祭プログラミングディレクター)
世界の映画祭が注目するトルコの映画作家ヌリ・ビルゲ・ジェイラン。 カンヌ映画祭パルムドール(最高賞)受賞作『雪の轍(わだち)』が日本でも劇場公開され、一層の関心が集まっています。『雪の轍(わだち)』以前に作られた5作品を多彩なゲストによるトークも交え一挙上映します。
■上映スケジュール
※整理番号つきチケットは一回目の上映開始20分前から当日上映分を販売します。
9月29日(火)
13:10 | 昔々、アナトリアで(157分) |
16:20 | カサバー町(85分) |
18:20 |
うつろいの季節(101分) +トーク:クリス・フジワラ(国際映画批評家連盟webマガジン編集長) |
9月30日(水)
13:10 | スリー・モンキーズ(109分) |
15:30 | 昔々、アナトリアで(157分) |
18:40 | 冬の街(110分) |
10月1日(木)
13:40 | うつろいの季節(101分) |
15:50 | 冬の街(110分) |
18:10 |
スリー・モンキーズ(109分) +トーク:荻野洋一(映画批評家・テレビディレクター)+戸田義久(キャメラマン)+渡辺進也(映画批評家/nobody編集長) |
10月2日(金)
13:30 | スリー・モンキーズ(109分) |
15:50 | 昔々、アナトリアで(157分) |
19:00 | カサバー町(85分) |
10月3日(土)
14:00 | カサバー町(85分) |
16:00 | うつろいの季節(101分) |
18:10 |
冬の街(110分) |
ヌリ・ビルゲ・ジェイラン
Nuri Bilge Ceylan
1959年イスタンブール生まれ。幼少期を古代都市トロイア近くの内陸部の牧歌的な自然の中で過ごす。イスタンブールの大学で映画を学び、写真家としても活動。
処女作である短編映画『繭』は、1995年カンヌ国際映画祭短編部門で上映。トルコ映画として同部門初の出品作となる。第3作『五月の雲』(1999)までの初期作品は、故郷チャナッカレを舞台に、家族や友人を俳優として起用している。
2002年の『冬の街』がカンヌ国際映画祭でグランプリを受賞。故ユルマズ・ギュネイ監督以降、長らく不振にあえいでいたトルコ映画界に期待の救世主として浮上する。同映画祭では『スリー・モンキーズ』(2008)が監督賞を、『昔々、アナトリアで』(2011)がグランプリを獲得。最新作『雪の轍』(2014)で、ついにカンヌの最高賞「パルムドール」に輝いた。トルコ映画が同賞を受賞したのは『路』(1981シェリフ・ギョレン監督、ユルマズ・ギュネイ脚本)以来32年ぶりことである。
国際映画祭が注目するトルコ映画、その中心的存在であるヌリ・ビルゲ・ジェイラン。その映画づくりに、世界中から熱い視線が注がれている。
【お詫びと訂正】
10月1日(木)の「スリー・モンキーズ」上映後のトークゲストが、当初より一部変更となり、以下のように決定しました。
10月1日(木)
18:10-上映「スリー・モンキーズ」
+トーク:荻野洋一(映画批評家・テレビディレクター)+戸田義久(キャメラマン)+渡辺進也(映画批評家/nobody編集長)
2015年10月15日
アテネ・フランセ文化センター