村の少女アンカは、富農(クラーク)の青年の子どもを身ごもるが、それを知った男はアンカを捨てる。アンカの問題もからんで、集団農場(コルホーズ)建設をめざす貧農たちと富農との対立が先鋭化してゆく。1920年代後半にソ連で進められた農業集団化を描く。春になって、川面の氷がとけて割れるクライマックスは圧巻。