菊池寛の原作で若き日の溝口監督が監督した小唄映画。日活現代劇部の花形俳優が多数出演しており、当時流行した小唄映画、小唄レビューのなかでも最も雄大なスケールの作品と評された。主題歌「東京行進曲」は、西条八十、中山晋平コンビによる名曲。残念ながら、封切時十巻のものが、現在では縮刷版でしか保存されていない。