土星神

Le Dieu Saturne 2004年(40分)

監督/ジャン=シャルル・フィトゥッシ

森のなかで隠遁生活を送る父を訪ねたロラン。父は6人の子どもたちを世界の悲惨さから救うために、全員の命を奪うという考えにとりつかれていた。ストローブ=ユイレへのオマージュにして、ショーペンハウエルとシャルル・ペギー、アリストファネスに着想を得た神話的な宿命の世界を描く。この短編を出発点に、7部構成の連続叙事詩が想定されているという。