財政破綻の瀬戸際にある小さな島国の大公が、窮地を逃れるためにロシアの大公女と結婚することになるが、その背後には様々思惑や陰謀が渦巻いていた。大公がかつてある女性に宛てた手紙が脅迫者の手に渡り、それを取り戻すための策略も展開する。ムルナウは唯一手がけた喜劇映画で独自の笑いのセンスを披露する。