立教大学SPPで旺盛な創作活動をしてきた黒沢清の自主制作時代の代表作。ごくありふれたキャンパスに蠢く学生組織の抗争。カバンの強奪と奪取をめぐっての物語が、ゴダールと小津を換骨奪胎したユニークな文体で展開していく。