黄色い家の記憶

Recordações da Casa Amarela 1989年(122分)

監督・脚本/ジョアン・セーザル・モンテイロ

撮影/ジョゼ・アントニオ・ルレイロ

出演/ジョアン・セーザル・モンテイロ マヌエラ・ド・フレイタス ルイ・フルタード

強烈な存在感で見る者を魅了してやまない痩身の中年男デウス(神)をモンテイロが愉快に自作自演した「ジョアン・ド・デウス」シリーズの第一作。姦淫、盗みなどの悪行に身を任せる天衣無縫のデウスの足跡が、そのままモラリスト的人間考察へと転じる。サッシャ・ギトリやバスター・キートンと比肩する偉大な個性を世界に印象づけた傑作。