ヒトラー、あるいはドイツ映画

Hitler- ein Film aus Deutschland 1977年(計410分)

第1部「聖杯」(91分)
第2部「ドイツの夢」(126分)
第3部「冬物語の終わり」(93分)
第4部「われわれ、地獄の子どもたち」(100分)

監督・脚本/ハンス・ユルゲン・ジーバーベルク

撮影/ディートリヒ・ローマン

出演/ハインツ・シューベルト ペーター・ケルン ヘルムート・ランゲ ライナー・フォン・アルテンフェルス

エジソンからリーフェンシュタールに至る映画史とドイツ現代史を重ね合わせ、「史上最大の映画作家」としてのヒトラーを、ヴァーグナーの壮麗さにブレヒトの異化作用をかけ合わせて描く野心作。あからさまに演劇的な舞台装置を用い、『市民ケーン』に倣った回想形式により、側近たちの視点からヒトラーの肖像を語っていく。