らんたん・そさえて vol.3 上映企画
恐怖をつむぐ⼿
⽔⽊洋⼦と新藤兼⼈ ─ホラー映画と脚本を考える─

2026年4月11日(土)

会場:アテネ・フランセ文化センター

映画上映およびzine制作を行う〈らんたん・そさえて〉とアテネ・フランセ文化センターによる、共催上映企画第3弾。今回は木下千花氏がリーダーをつとめる科研費プロジェクト「日本における脚本と女性映画人」のレクチャーと連携する運びとなりました。

第1部の上映では、60年代の日本映画から、ジェンダー表象が色濃く立ち上がりやすいジャンルであり色眼鏡で評価されやすいジャンルともいえるホラー映画をピックアップ。文芸ぷろだくしょんにんじんくらぶが製作しカンヌ映画祭審査員特別賞を受賞した水木洋子脚本作品『怪談』(監督:小林正樹)と、新藤兼人が脚本・監督をつとめ海外でカルト的な人気を誇る『薮の中の黒猫』を上映します。

第2部のレクチャーは科研費プロジェクト「日本における脚本と女性映画人」主催のイベントにつき入場無料。木下千花氏と『姫とホモソーシャル』でサントリー学芸賞を受賞した鷲谷花氏が、第1部の上映作品をもとに、ホラー映画の身体性や脚本の翻案などについて論じ合います。第2部参加者向けに会場限定リーフレットの用意もございますので、ぜひ奮ってご参加ください。

映画――とりわけホラーがお好きな方はもちろん、脚本家・水木洋子や新藤兼人に興味がある方、フェミニズム表象や批評に興味のある方、進路を考えている学生さんなど、あらゆる方にとって楽しみ学べる機会となれば幸いです。

■タイムテーブル

4月11日(土)
第1部 上映

13:00 『怪談』[161分]
16:00 『薮の中の黒猫』[99分]

第2部 レクチャー

18:00 紹介
18:05 鷲谷花「怪談を語る口、聴く耳」[約30分]
18:35 木下千花「水木洋子と『怪談』翻案について」[約30分]
19:05 鷲谷・木下と司会による鼎談[約30分]
19:35 質疑応答

■第2部 レクチャー登壇者:
鷲谷花(大阪国際児童文学振興財団特別専門員)
木下千花(京都大学大学院人間・環境学研究科 教授)
[司会] 荒木裕子(らんたん・そさえて代表)

■上映作品

怪談
©TOHO CO., LTD.

怪談
1965年/161分/カラー/35mm/シネマスコープ
製作会社:文芸ぷろだくしょんにんじんくらぶ
配給:東宝
監督:小林正樹/脚本:水木洋子/製作:若槻繁/撮影:宮島義勇/
音楽:武満徹/美術:戸田重昌/
原作:小泉八雲『明暗』より「黒髪」、『怪談』より「雪女」、
「耳無芳一の話」、『骨董』より「茶碗の中」
出演:三國連太郎、新珠三千代、仲代達矢、岸惠子、中村嘉葎雄、
中村翫右衛門、志村喬、杉村春子、中村鴈治郎、佐藤慶、宮口精二

小泉八雲が記録した伝承や怪異譚から、水木洋子が4作品選んで翻案。当時の芸術の粋を集めた迫力ある美、豪華出演陣による競演、莫大な製作費等で話題を呼んだ。第18回カンヌ国際映画賞で審査員特別賞を受賞。

薮の中の黒猫
©近代映画協会

薮の中の黒猫
1968年/99分/白黒/35mm/シネマスコープ
製作:近代映画協会、日本映画新社
監督・脚本:新藤兼人/撮影:黒田清巳/
音楽:林光/美術:丸茂孝、井川徳道/
出演:中村吉右衛門、乙羽信子、太地喜和子、
佐藤慶、殿山泰司

戦さで遠方へ行った男(中村吉右衛門)の帰りを待つ間に無惨な死を遂げた嫁姑は、夜ごと武士の生き血を吸う妖怪へ転生。功をなし出世した彼は、何も知らぬままその討伐を命ぜられる――。カルト的人気を誇る一作。

■第2部配布リーフレットについて

配布リーフレットへの寄稿者:
志村三代子(日本大学教授)
宮本法明(批評家)

■zine発売について

会場外にて、zineりんどう第1号
『まるごと水木洋子』
(会場価格:1,200円) 販売あり


■料金

第1部/上映:一律2,200円
(当日券のみ/2本立て/入替なし)
*チケットは当日12:30より販売

第2部/レクチャー:無料
(JSPS科研費25K00410助成による) *整理券配布は当日12:30より開始

*第1部と第2部の間は入替あり

チラシのダウンロードはこちら

「恐怖をつむぐ手」チラシ

■第1部(上映)に関するお問い合せ

らんたん・そさえて
lantern.societe@gmail.com

■会場

アテネ・フランセ文化センター
東京都千代田区神田駿河台2-11
アテネ・フランセ4F
JR 御茶ノ水・水道橋駅より徒歩7分
03-3291-4339(13:00-20:00)

◉開催団体

【第1部】
■主催
らんたん・そさえて
■共催
アテネ・フランセ文化センター
■協力
東宝株式会社
近代映画協会

【第2部】
■主催
科研費プロジェクト「日本における脚本と女性映画人」
■協力
アテネ・フランセ文化センター
らんたん・そさえて