エンゲルの単独監督作。結婚式と赤ちゃんを専門とした写真館を営みつつ、自分たちは結婚に踏み切れないカップルの姿を、活気溢れるニューヨークの移民街の中で、リアルに描写している。本作に至るエンゲルの三部作は、『バワリー25時』(ロゴーシン、1956)と共に、『アメリカの影』で監督となる前のカサヴェテスが好んだ。