四方田犬彦著「ゴダール、ジャン=リュック」
出版記念講演会
2024年12月17日(火)
会場:アテネ・フランセ文化センター
ヌーヴェル・ヴァーグ時代から最晩年の映画に至るまでのジャン=リュック・ゴダール作品について、半世紀わたって書き続けてきた四方田犬彦の批評・エッセイを集大成し、新たな書下ろし原稿も加えた大著「ゴダール、ジャン=リュック」(白水社)が出版された。
本企画は、「ゴダール馬鹿一代」を自称する四方田犬彦氏(映画、比較文学研究者)が自著で言及した様々な作品の中から鑑賞機会の少ないものを抜粋上映しながら、新著と共鳴するゴダール論を講義するものである。
「日本では知られぬゴダール作品を次々と紹介し解説する機会としたい」
四方田犬彦(「ゴダール、ジャン=リュック」著者
「ゴダール馬鹿一代」を自称)
「われわれの欲望には優れた音楽が欠けている。」
ランボーのこの警句が契機となって、『われらの音楽』なるフィルムが制作された。
パレスチナ/イスラエル問題をめぐってパレスチナ亡命詩人とユダヤ女性が、自爆攻撃も辞さない真剣さで討議をし、アメリカ先住民がそれに絡む。
ゴダールは語る。
「1947年のナクバ以来、ユダヤ人は劇映画の主人公となり、パレスチナ人はドキュメンタリー映画の主人公にさせられてしまった」
だが、はたしてどうだろうか。
日本では知られぬゴダール作品を次々と紹介し解説する機会としたい。
■スケジュール
※チケットは当日18:00から販売します。
12月17日(火)
18:30 | 「ゴダール、ジャン=リュック」出版記念講演 講師:四方田犬彦(映画、比較文学研究者) |
■書籍案内
ゴダール、ジャン=リュック
四方田犬彦
定価:9900円(10%税込) 白水社
ゴダール馬鹿一代
「わたしはいつも、独りで書いてきた。独りでゴダールの映画を観てきたのだ」
ヌーヴェル・ヴァーグ時代から最晩年の映画まで、半世紀にわたる批評・エッセイを集大成!
《書き下ろし・人名・作品名索引収録》
詳細:
https://www.hakusuisha.co.jp/book/b652187.html