アンゲラ・シャーネレク監督特集 作品詳細

私の緩やかな人生

私の緩やかな人生
Mein langsames Leben

2001年(85分) 
DVD ※オリジナル35㎜
脚本・監督・編集:アンゲラ・シャーネレク
撮影:ラインホルト・フォアシュナイダー
出演:ウルズィーナ・ラルディ(ヴァレリー) アンネ・ティスマー(マリー) ゾフィー・アイクナー(マリア) リュディガー・フォーグラー(マリアの父)

ローマに半年間出かける友人の部屋を借りて住むことにしたヴァレリー。彼女の夏はベルリンに留まり論文を仕上げることに費やされる。そこで様々な友人たちが出会い、別れ、すれ違う。まだ若いマリアの結婚式に人々が会し、やがて静かに夏は終わってゆく。

マルセイユ

マルセイユ
Marseille

2004年(95分) 
DVD ※オリジナル35㎜
脚本・監督:アンゲラ・シャーネレク
撮影:ラインホルト・フォアシュナイダー
出演:マーレン・エッガート(ゾフィー) マリー=ルー・ゼレム(ハンナ) ルイス・シャネレク(アントン) デヴィット・シュトリーゾフ(イヴァン)

写真家ゾフィーは部屋交換の広告を見て、マルセイユに滞在する。やがて舞台はベルリンに移り、ゾフィーの写真の仕事や女優ハンナの息子や恋人と生活が綴られる。恋人との関係に揺れるハンナ。一方ゾフィーはもう一度マルセイユを訪れることにする。

昼下がり
©Reinhold Vorschneider

昼下がり
Nachmittag

2007年(97分) 
DVD ※オリジナル35㎜
脚本・監督:アンゲラ・シャーネレク
撮影:ラインホルト・フォアシュナイダー
出演:ジルカ・ツェット(コンスタンティン) ミリアム・ホルヴィッツ(アグネス) アンゲラ・シャーネレク(イレーネ) フリッツ・シェディヴィ(アレックス)

チェーホフの『かもめ』に着想を得て、母、息子、兄、恋人、若い女性の関わり合いを、ある夏の昼下がりに凝縮したドラマ。忠実な脚色というよりも原作のイメージや言葉の切れ端が波紋のように広がり、静かな夏のベルリンを彩ってゆく。

オルリー
©Baba Yaga

オルリー
Orly

2010年(82分)
DVD ※オリジナル35㎜
脚本・監督:アンゲラ・シャーネレク
撮影:ラインホルト・フォアシュナイダー
出演:ナターシャ・レニエ(ジュリエット) ブルーノ・トーデシーニ(ヴァンサン) ミレイユ・ペリエ(エレン) エミール・ベーリング(ベン)

パリのオルリー空港に集まった何組かの人々に焦点を当て、どこかで繋がっているらしいそれぞれの人生模様を紡いでゆく。行き場を失った魂たちがつかの間触れ合いそして別れていく様を、さりげないカメラワークで追いかけてゆく実験的な群像劇。

はかな(儚)き道
©Filmgalerie 451

はかな(儚)き道
Der traumhafte Weg

2016年(86分)
デジタル
脚本・監督・編集:アンゲラ・シャーネレク
撮影:ラインホルト・フォアシュナイダー
出演:ミリアム・ヤーコプ(テレーズ) トアビョルン・ビョルンソン(ケネス) マーレン・エッガート(アリアーネ) フィル・ヘイズ(ダーヴィット)

1984年一組の男女が路上で歌い、ギリシャの変化を見つめる。やがて男の母が事故で重篤となり、男は重大な決断をする。そして舞台は30年後のベルリン、学者と女優の夫婦が離婚の局面を迎える。人生はまるで夢のように唐突に変化し、はかなく過ぎてゆく。