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1968年5月の暴動から離れ、人里離れたノルマンディの田舎の家に篭った女は、一連の出来事を回想し、革命家の恋人を思う。68年に撮影され、当時の運動のスローガンや言説を引用し、主人公の物語に重ねて起きたばかりの五月革命を考察。
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ベルギーのブルージュの街でドキュメンタリーを撮る監督は、映画制作が思うように進まず、女優である妻とも距離が離れていく。劇中映画の題材であるブルージュの都市や芸術をドキュメンタリー的に捉えるのではなく、映画の登場人物の思考や生活、フィクションと融合していく。
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思春期を迎えようとしている農家の少女と、近くの森に隠れている犯罪者らしき逃亡者を並行して描く。おぼろげに描かれる家と森の距離のスリルが、出会うことのない2人に関連性を持たせ、そこにないはずの物語を生み出すアヌーンの編集が冴える。
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編集室で撮影フィルムのラッシュを見ながら編集作業をする映画監督とアシスタントの編集の女性。画面を真正面に見据え映画について語るロンズデールに魅了される。画面に向かう2人はほとんど顔を合わせないが、編集作業の会話の中で、性的な雰囲気と緊張感が生まれていく。