革命前夜の時代、古いグルジア民謡をすべて採集したいという夢に取りつかれた若い作曲家が、録音機を持ってグルジアの村々を回る。しかし、道連れになった男が、作曲家が正体を隠した革命家だと信じ込み、革命組織の仲間と引き合わせ始める。グルジア映画の重鎮シェンゲラーヤの、抑圧された祖国の歴史への思いを秘めた作品。