肝硬変で父を亡くしたラソ家一家はそれぞれ自分なりのやり方で悲しみを乗り越えようとする。長男のエステバンはヨーロッパへ発ち、フアンは高校に通いつづけ、信仰に救いを求める母とともに暮らす。一年後、エステバンは本を書こうと決心し実家へ戻ってくる。本作はM・シスニエガの長篇第一作。