ウカマウ集団が1969年に「コンドルの血」を製作した際、映画製作の過程で彼らが直面した先住民社会との対立・葛藤のありさまを振り返った最新作。先住民文化を尊ぶこと、「民族の映画」を撮ることを主張していた自分たちが行ったことは、一体何だったのか。「内省」の映画である本作は、異民族間の関係性を厳しく見つめながら、未来に開かれた問いかけとなっている。