イギリスの参戦五周年に生まれた赤ん坊ティモシーにあてられた「未来への記憶」。新しい社会を築かなければならない若い世代に戦時中の経験を伝えようとする。いわゆるプロパガンダ映画とは一線を画し、控えめかつ繊細な視線で戦争に傷ついた英国民の暮らしを捉える。小説家のE・M・フォースターがコメンタリーを執筆。