ロッテルダムの若いサラリーマンのテートは、巨大なロシアの貨物船を入手する。これぞ一世一代の幸運と喜んだのも束の間、その船にはロシアの船員十数名と所属不明の積み荷が残されていた。しかし、テートの“愛と勇気”が、この老朽船の過酷な運命を切り開いていく。