かつて過激な政治活動に身を投じ、今なお逃亡生活を余儀なくされているクララとハンス、そして逃亡中に生まれた二人の15歳の娘ジャンヌ。世界のどこにも居場所がない親子の孤独を描いたペッツォルトの商業映画第一作。デビュー間もないユーリア・フンマーが鮮烈な印象を残す。