フランスの古都ストラスブールを舞台に、偶然街で出会った女にかつて愛し合った女性の面影を求めて、想い出の街をひたすら彷徨う青年の姿を、緻密な音響設計と詩的な映像で描き出す。監督はスペインとフランスで活躍するホセ・ルイス・ゲリン。2008年東京国際映画祭での上映に際して、名匠ビクトル・エリセがゲリンを「今のスペインでもっとも優れた映画作家」と断言し、話題になった。