98年2月の金綺泳監督の死後、同年10月に初公開された幻の遺作。お互いの夫を破滅させるために、ある計画をたてるふたりの女の物語。卑小にして猥雑な人間たちの営みに被さるように響く漢江の架橋工事の槌音が、強烈な印象を残す。