西部の酒場を舞台に、おたずね者に心惹かれる娘の心理的葛藤を描く。傷を負ったおたずね者をかばう娘。その心を知った保安官はおたずね者を放免し、娘とともに旅に送り出す。一週間そこそこで撮影されたこの作品からも、当時のデミルの自信に満ちた作風を知ることができる。西部の実景、スタントなしのアクションなどを通して、開拓史時代の情景が見事に浮かび上がる一編である。