「都市交響楽」ものの傑作『時の他何物もなし』(1926)で知られ、グリアスンに代わってGPO映画班の責任者となった、ブラジル出身の前衛映画作家カヴァルカンティによる石炭産業の記録。同映画班の『夜行郵便』同様、オーデンがコメンタリー、ブリテンが音楽を担当。映像と言葉と音楽が複雑に絡み合った「炭鉱のオラトリオ」。