殺人のアリーナ

The Arena of Murder 1996年(74分)

監督/アモス・ギタイ

撮影/ホルヘ・グルヴィッチ アリエル・セメル ジャン=ポール・トレーユ

1995年11月4日、和平の流れを突然襲ったラビン首相暗殺。この事件の余派を、未亡人レア・ラビンのインタビューや、イスラエル社会の様々な断片、ギタイとその家族のパーソナルな記憶の断片と、そしてギタイの映画作りのプロセスを交差させることで浮かび上がらせる。和平が頓挫し続ける現代の情勢と、「メモランダム」以降のギタイ映画の流れの双方を予見させる作品。