15年ぶりに顔を合わせた監督と祖母。天真爛漫なひとり暮らしの老女に惹かれてたびたび訪れるようになる監督は、居場所を求め転職や引越を繰り返している。死へのいらだちやおびえ、写真に語りかけ食事を用意する老女に手を焼きながらも、次第に交流を深めるふたり。老いや将来への不安が絡み合い、奇妙な関係が紡がれていく。