ポルトガル在住の映画作家、鈴木仁篤とロサーナ・トレスの初監督作品『丘陵地帯』は、ポルトガルの雄大な大地と豊かな自然のなかで働く農夫たちを記録したドキュメンタリー。同時上映は、かつての職場である学校の前の家で暮らす96歳と98歳の元教師の姉妹の生活を描いた『レイテ・クレームの味』。ゆっくりと流れる姉妹の日常にカメラが優しく寄り添う。