ブエノスアイレス州バンフィエルドにある監督自身の生家を舞台にした3部作の第3作目。かつて住んでいたその家には、今や誰も住んでいない。家族の記憶に満ちた部屋、事物、光、物音…。映像それ自身から、かつて人々の生きた時間へと遡行していく。だがその運動は不意に断ち切られる。