日々の生活に飽きたらず、志を抱いて東京の大学に進学した村の青年の物語。若者が厳しい社会に翻弄される様を描いた本作は、いわばもう一つの「大学は出たけれど」。郵便年金貯金の宣伝映画として制作された作品だが、清水監督ならではの演出が確かに見て取れる愛すべき短篇。