78年4月4日のキャンディーズ解散の場面をマクラにしながら、その日を舞台に撮られた8ミリ作品を映画内映画として投げ込んで、作者の青春に決定的ともいえる日に初めて男の“生理日”を迎えたことの戸惑いと訣別が描かれる。思いが明確な形にならないまま、感情を乱雑な映像にぶち込んでいくパワーが全編に横溢している。