ギャングよ 向うは晴れているか

1996年(28分)

監督/瀬々敬久

京都大学在学中に製作した16ミリの自主映画。東京で事件を起こし逃げてきた中年ヤクザ、右翼少年、母親の原風景である一面が菜の花の河原を探している少女の逃避行を描く。ヒロインは「課外授業 暴行(羽田へ行ってみろ、そこには海賊になったガキどもが今やと出発を待っている)」「獣欲魔 乱行(青空)」と同じモモであり、その後の初期作品との関係性が伺える。