平凡な日常を送る専門学校生の真美は、チンピラの智彰と出会い、彼との無軌道な生活に引きずられてゆく。やがて二人は衝動的に殺人を犯す。1994年に起きた青学大生殺害事件を題材に、行き場のない男女が下降してゆく様を鋭いリアリズムで描き出す。