関西全共闘の中心人物であった京大助手の滝田修率いる「パルチザン五人組」の活動に迫り、土本のスタイル上の転機となったダイレクトシネマ的傑作。大学構内で白昼行われる「軍事訓練」や、バリケード封鎖された百万遍交差点での機動隊との市街戦の最中に火炎瓶によって夕闇に燃え上がる車体の描写は今日なお衝撃的である。