第二次大戦下のポーランド、ワルシャワのユダヤ人ゲットーの悲惨な状況が、一少年の目を通して描かれている。身を潜めていたゲットーがナチスの急襲を受け、家族とも離ればなれになった11歳の少年アレックスはバード・ストリートに隠れ家を見つけ、一人きりで生活を始める。「必ず迎えにくる」という父の言葉を信じ必死に生きる少年に、やがて厳しい冬が迫ってくる。