19世紀。来日した写真家フェリーチェ・ピアートは、長崎、門司、尾道、富士、横浜と写真を撮りながら旅を続け東京に来た。彼は一人の日本人女性「お菊さん」を愛しその旅に同行させた。そして突然の帰国。映画は1895年に再びフェリーチェが来日し、お菊の行方を訪ねるところから始まる。お菊とこの写真家の間にどのような愛と文化の齟齬があったのか?